生前整理

2023年02月07日

生前整理で困ったら?買取業者を利用してスッキリ!

e9c_l

家族の負担を考えて生前整理を考える人が増えています。しかし、その一方で困るのが所持品の処分方法です。譲る人がいない場合の貴重品の売却や不用品の処分など、手間がかかるものがたくさんあります。そんなときには買取業者を利用しましょう。

生前整理をしておくことの重要性

生前整理の目的のひとつは、自分に何かあったときに家族が困らないためです。特に資産や所持品が多い人は、亡くなった後にどこまで相続するものがあるのか分からないということもあります。

相続税の納税は亡くなってから10カ月以内という期間が設けられています。特例などもありますが、遺産を分配して納税してから新たな資産が出てくるということも珍しくありません。そのようなことになると手間もかかります。相続というと土地や建物だけと考えてしまう人もいますが、美術品や宝飾類なども高価なものは相続の対象になります。

所有者が亡くなったあとには、これらの相場を出して相続税を計算しなければなりません。また、不用品などの処分も結構時間を要するものです。相続の対象になるものは価値までを明確にして不用品は処分しておきましょう。

最低限のものを身の回りに残しておく

生前整理を上手に行うには、まず自分の身の回りに置きたいものを先に分けてしまいましょう。季節ごとの衣類に毎日使う食器に趣味の道具など「これは使う」というものを最低限残します。

愛着のある、気に入ったものだけをそばに置くという考えで選べばいいのです。そして残った部分を整理しましょう。
土地などの不動産がある場合には、登記簿や権利書などは他のものと分けておきます。株券なども同様です。これらは資産として日頃から銀行の貸金庫などに預けている人も多いのではないでしょうか。

問題は骨董品や美術品などを収集している人です。たとえ購入したときに安く手に入れたものでも、実際には価値のあるものもたくさんあります。残すものは一通り相場を出しておき、不用なものは売却しておきましょう。一般の衣類や家電品、家具などの不用品も処分しておくとスッキリします。

貴重品や資産は目録を作って明確にしておく

要らないものを処分したら、すべての資産の目録を作ります。不動産や現金、保険に株券などのほか、資産価値のある物はすべて書き出しておくのです。
これがあると、家族が見てもどんな資産があるのかすぐに分かります。遺産分割にも時間を要しません。
また、仮に放棄したいという家族がいる場合でもすぐに回答を出しやすいので早く分配や相続税の計算ができます。

家族など法定相続人以外にも資産を相続させたい人がいれば公正証書を作っておきましょう。

何もない場合には、故人の資産は一般的には法定相続人だけが相続の対象になります。目録は明確になっていれば、自分でまとめても特に問題はありません。しかし、公正証書を作りたい場合は法的なものなので、弁護士に依頼して作成してもらうのが一般的です。

不用品の売却など処分は買取業者へ

生前整理をするうえで困るのは、不用品の処分です。生活ゴミとして簡単に処分できる少量であれば自分でも可能ですが、大量に出るとなかなかそうはいきません。

家電品や家具などのような大きなものは、自分で廃棄処分するのは大変です。また、手放したい物でも価値のあるものやまだまだ使える物はリサイクルしましょう。

そんなときにおすすめなのが買取業者です。買取業者にもいろいろタイプがあるのを知っていますか。貴金属や書籍に着物、そしてブランド品などを専門にする買取業者もいれば、家具類などを引き取ってくれる買取業者もいます。また、生前整理を手伝ってくれる買取業者もいます。このように買取業者にはさまざまなタイプがいるので、上手に使い分けるのもいいでしょう。

どんな買取業者が合っているかを調べるには、口コミや評判を参考にすることです。生前整理はまず資産と不用品を分け、買取業者を上手に活用してスムーズに進めましょう。