大量に購入して余ってしまった年賀ハガキや、家の片づけをしていて見つけた古い切手などを、現金化できないかと思ったことはありませんか。
実は多くのハガキや切手は、買取ショップや金券ショップで買い取ってもらうことが可能です。
切手はバラかシートかで買取額が変動する
切手の買取額は、切手の額面ごとに異なります。額面の何%で買い取ってもらえるかは店舗ごとにさまざまですが、四方に耳と呼ばれる白い枠が残ったシート切手のほうが、高額で買取してもらえる傾向にあります。もちろん、耳のない切手や1枚ずつのバラ切手も買い取ってもらうことは可能です。
ただ、使用済みの切手や保存状態が悪い切手は、買取不可だったり買取額が下がったりする場合もあるので注意しましょう。しかし、切手買取を専門に行っているような店舗であれば、破損した切手や、ハガキやノートに貼ってある状態の切手でも買い取ってもらえるケースもあります。状態の悪い切手を売りたい人は、切手買取専門店のホームページをチェックしてみると良いでしょう。
買取額の相場ですが、普通切手であればバラでだいたい額面の50%~70%、シートなら50%~90%程度となります。シート切手の買取額は店舗ごとにばらつきが見られます。記念切手や特殊切手、外国切手に関しては別途査定・応相談という場合が多いようです。価値のある切手は10万円以上の高額で査定されることもあるので、珍しい切手かもしれないと思ったら、切手を専門に扱っている業者に問い合わせてみましょう。
ハガキの買取は郵政ハガキか官製ハガキが基本
基本的に業者に買い取ってもらえるハガキは、額面が印刷された郵政ハガキか官製はがきとなります。あとから切手を貼って投函するタイプの私製ハガキや、両面印刷されているハガキは買取不可である場合がほとんどです。
ハガキも1枚ずつより、200枚完封や4,000枚完封のもののほうが買取額は上がります。店舗によっては保存状態の悪いものや、書き損じのハガキも買い取ってもらえますが、査定額が下がることもあります。
ハガキの買取相場は、普通紙ハガキやインクジェットのバラが額面の70%~80%、完封が75%~90%くらいです。年賀ハガキは旧年賀ハガキのバラが70%~75%、完封が75%~80%、新年度年賀ハガキなら90%前後の査定額となります。
信頼できる買取業者を見つけよう
買取依頼をしたハガキや切手のなかに貴重なものが混じっていたとしても、しっかりとした査定ができる業者でなければ、見過ごされて損をしてしまうこともありえます。ですから、買取はできるだけ信頼できる業者に依頼するのが賢明です。信頼できる業者かどうかは、まず実績や評判、口コミ情報などをチェックして確かめましょう。
また、一般的に郵送のみでの買取査定を実施している業者よりも、店舗を構えて運営している業者のほうが信頼性は高いと言えます。取引のときに、身分証明を求めてくるかどうかも大事なチェックポイントとなります。身分証明書の提示は、古物営業法で義務付けられています。そのため、身分証明書の提示を求めないような店舗は、信用できない可能性があります。ただし、取引の総額が1万円未満であれば、身分証明の必要はありません。
ハガキや切手の換金率は高い
ハガキや切手は多くの場合、額面の50%以上で買い取ってもらえるので、換金率は比較的高いと言えます。書き損じのハガキや使用済みの切手でも買い取ってもらえる可能性があるので、誤って捨ててしまわないように注意しましょう。
ちなみに、不用なハガキや切手を郵便局に持っていって手数料を支払うことで、新しいハガキや封筒などに交換してもらうことも可能ですが、現金化はできません。もしもハガキや切手を現金化したいときは信頼できる買取業者を見つけ、適切な査定を受けて買い取ってもらうと良いでしょう。